変態しないオタマジャクシ多数見つかる 青森 これは嘘ニュースです
大人になれないオタマジャクシ
一般的にオタマジャクシの変態は5月上旬~6月下旬とされている。だが7月中旬ごろから「カエルにならないオタマジャクシが多く死んでいる。農薬などが漏れているのではないか」との住民からの問い合わせが県に相次いだため、実態調査に乗り出すことになった。
県から要請を受けた県立三富士大学農学部は県内の河川や貯水池に生息するオタマジャクシを捕獲調査に着手。解剖した結果、オタマジャクシから有毒性の化学物質は検出されなかった。調査に当たった農学部の江口尋教授も「どうしてカエルに変態しないのか、まだよく分からない」と首をかしげる。同大では県に「原因不明」と結論付けた調査報告書を先月末に提出した。
この経緯に興味を抱いた京都大学総合心理学部の坂本義太夫教授は、今月三富士大学に捕獲したオタマジャクシの譲渡を依頼。届いたオタマジャクシから1匹ずつ聞き取り調査を行ったところ、100匹中98匹が他者への依存性や自己愛傾向を示していることが分かった。
聞き取り調査によって明らかになった、このような「子供っぽさ」「大人に対して反抗的」などの性向は一般に「ピーターパン症候群」と呼ばれており、青森のオタマジャクシもこのピーターパン症候群に陥っている可能性が高いとの判断を示した。また今後ピーターパン化したオタマジャクシが本州を南下しながら全国的に拡大する可能性が高いと指摘し、早期にオタマジャクシ専門のカウンセラーを充実させるよう提言している。
坂本教授は「今の大人は自分たちが謳歌(おうか)した人生の尻拭いを子供の世代に押し付けている。それゆえ若者は未来に夢も希望も持てないし、大人になりたがらない。そんな人間の姿を見たオタマジャクシがすすんでカエルになりたがるだろうか」と、不況、増税、就職難で若者に負担を強いる昨今の政治に警鐘を鳴らしている。