熱源使用「ゼロ」の発電機 大津の男性が発明 これは嘘ニュースです
感情をエネルギー源にした発電機
この発電機を開発したのは、大津市膳所(ぜぜ)2丁目11-1、隠(なばり)九兵衛さん。化石燃料を用いた発電機は、石炭や石油を燃焼させて生まれた蒸気でタービンを回して電気を発生させるが、燃料として膨大な石炭・石油が必要になるほか、発生する二酸化炭素の処理など問題点も多かった。また二酸化炭素を出さない原子力発電も、先の大震災でその危険性が明白になったのは言うまでもない。
そこで九兵衛さんは、第二次性徴期の少女が抱く希望と絶望の相転移に着目。極限まで高められた希望が、這い上がることさえできない絶望に変わる瞬間、熱力学第2法則が規定するエントロピーを覆すほどの膨大なエネルギーが発生することを確認した。一見きれいな宝石にも見えるこの発電機は、現在国際特許を出願、審査中だという。
九兵衛さんは民間の試験機関に依頼して解析したデータを、京都大の坂本義太夫教授(英文学)に提出。坂本教授がコンピューターで解析したところ、少女の素質によっては一つの宇宙を作り出すほどのエネルギーが得られることが分かり、このほど滋賀県朽木村で開かれた全国エネルギー学会で自身の発見として発表した。
学会では他の研究者から「仮に少女が絶望に打ちひしがれた場合、発電機に影響は出ないのか」などの質問が出たが、教授と共に出席していた九兵衛さんは「訳が分からないよ」と繰り返し、終始答えを濁すばかりだった。
坂本教授は「感情をエネルギー化する、まさに『魔女の卵』的発想。どうして今まで誰も気づかなかったのか」と驚くが、九兵衛さんは「聞かれなかったからさ」と謙遜するばかりだった。