児童養護施設にタイガーマスクの贈り物 群馬 これは嘘ニュースです
今月に入ってテレビアニメのプロレスラー「タイガーマスク」を名乗る人物が、児童養護施設などにランドセルや文房具などのプレゼントを贈る「善意の連鎖」が相次いでいる。群馬県前橋市の児童養護施設「愛鳩園」でも11日、「子どもたちの役に立ててください」というメッセージカードとともに、タイガーマスク100枚が贈られた。愛鳩園職員の話によると、11日午前8時ごろ、赤いランドセルを背負った40代くらいの男性の訪問があった。男性は応対した職員に「どうも最近流行っているらしいから」とだけ話すと、持参した50センチ四方のダンボール箱1箱を預け、そのまま去っていったという。
最近「善意の連鎖」が続いていることを知っていた職員は、同園の平畑雄三園長に報告。さっそく園内の子どもや職員らを集め、ダンボールを開封した。
ダンボールの中には、タイガーマスク100枚(40万円相当)が入っていた。同封のカードには「今タイガーマスクが養護施設で流行っているようなので贈ります。子どもたちの役に立ててください」というメッセージとともに、タイガーマスクの主人公「伊達直人」によく似た「伊藤直人」の名前が添えられていた。
平畑園長は「中身を見たときは『そうか、そっちに行っちゃったか』と思った。いろいろと惜しい間違いだっただけに、もう少し丁寧に報道を見てくれていれば」と残念そうに話す。
寄贈されたタイガーマスクは、教育上捨てるわけにもいかないため、今後は防寒用マスクとして職員が活用するという。