モンハン3買った少年、狩る前に狩られる これは嘘ニュースです
1日発売された人気ゲームソフト「モンスターハンターポータブル3rd(MHP3)」を購入した15歳の中学生が、帰宅途中ひったくりに遭い、ソフトを盗まれる事件が大阪市内であった。大阪市は先月10日、南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルクを抜いて、世界一のひったくり都市に認定されたばかり。警察の発表によると、少年は今朝9時から家電量販店での行列に並び、10時の開店とともに「MHP3」を購入。その後自宅に帰る途中、後ろから片手剣2本を持った若い男に襲われ、かばんの中に入っていた「MHP3」を奪われた。少年の証言によると、男はソフトを奪ったあと「ダンシチュウガクセイ亜種を狩ったどー」と叫びながら、東の方向に逃走したという。
「モンハン」の愛称で知られる「モンスターハンターポータブル」は、携帯ゲーム機プレイステーション・ポータブル(PSP)で発売されたゲームソフト。前作「2ndG」は累計400万本を売り上げる大ヒットを記録した。今日発売された「MHP3」はその正統な続編に当たる。ハンターに扮したプレイヤーが強大なモンスターを複数のメンバーで「狩る」協力プレーの楽しさが人気の秘訣(けつ)だ。
メーカーは購入者全員にいきわたる十分な量のソフトを用意したと発表しているが、今日1日で全国ほとんどの店舗で完売したとみられる。一部の店舗やネットオークションでは、定価の5800円より高い8000円前後の値で取引されており、クリスマス・お年玉需要もあいまってしばらくは供給不足が続きそうだ。
今回の事件について「MHP3」の購入者に尋ねたところ、「狩るのが本職なのに、狩られているようではハンター失格」「中学生が平日の朝から行列にいるのがけしからんですな」など厳しい声が相次いだ。