連日猛暑、東京タワー溶けて傾く これは嘘ニュースです
熱で傾いた東京タワー
東京タワーの管理に当たっている株式会社東京タワーの李理意(リ・リイ)広報部長によると、先月の梅雨明け以降、都内では35度を超える猛暑日が長期にわたって続いたために、タワーを支える鉄柱が熱膨張を起こしていたという。
通例このような熱膨張は夜になると気温低下とともに収まるが、今年は熱帯夜も続いたことから、膨張が収束しないまま翌日を迎える日が続いていた。
さらに今月3日以降、熱によって溶けた鉄が東京タワーの鉄塔をつたって地上に水たまりのような「鉄たまり」を作り始めていることを現場職員が確認していた。このことから同社では鉄柱部分に大量の氷やドライアイス、冷えピタなどを当てて対応してきたが、鉄の融解は収まらず、8日には大展望台より上の鉄塔が6度ほど東方向に傾いてしまった。
今のところ展望台など観光施設に影響が出ていないことから、タワー内部を立ち入り禁止にするなどの措置は考えていないが、傾いた部分には関東全域にTBS放送をアナログ発信しているアンテナがあることから、現在都内を中心に約630万世帯でこれらの放送が視聴できていない可能性があるという。
この点についても、現在建設中の東京スカイツリーがまもなくデジタル放送を送信することから、「むしろこれを機会に地デジに移行してほしい」(同社広報)と呼びかけたいとしている。
同社には一部視聴者から「棚町さんを返せ」「拙者のあずにゃんを返せ」などの苦情が寄せられているが、これらは徹底的に無視する方針。