Kyoko Shimbun 2007.04.17 News

パイロット不在で緊急着陸 インドネシア これは嘘ニュースです

緊急着陸したボンヴァイェ型航空機977便
 インドネシア・ジャカルタ発マレーシア・クアラルンプール行きのイスラミア航空977便が、離陸後パイロットの不在に気づき、途中シンガポールで緊急胴体着陸を行なっていたことがわかった。現地の日本大使館によると、日本人のけが人はいない模様だ。

 イスラミア航空によると、緊急着陸したのは14時56分(現地時間)ジャカルタ発クアラルンプール行きのボンヴァイェ型航空機977便。離陸後、客室乗務員が操縦室を確認したところ、操縦士、副操縦士とも乗っていなかった。

 このため、客室乗務員が乗客の中にパイロットがいないか尋ねて回ったが、医者は8人も乗っていたものの、肝心の操縦士が乗客の中にいなかった。このため急きょシンガポールに着陸することを決めたという。

 機内の様子について、977便に乗っていた日本人の比嘉下男さん(48)は「離陸するとき、機長からアナウンスがなかったのでいつもと違うなと思ったが、離陸はスムーズだった。途中機体が揺れだしたあと、客室乗務員の人があわてるようにして『お客様の中にパイロットはおられませんか』と尋ねて回っていた」と語った。

 たまたま乗客の中に居合わせた航空機マニアの男性に着陸を任せることになり、機体は火花を出しながらも無事胴体着陸に成功した。航空評論家の坂本義太夫氏によると、操縦士不在が原因の緊急着陸は世界でも初めての事例だという。

 イスラミア航空はどのようにして離陸したかなど今後詳しく調査するとコメントを発表した。

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