Kyoko Shimbun 2020.08.11 News

精霊馬の乗馬率、過去最低の0% 帰省控える動き これは嘘ニュースです

全席空席の精霊馬(右)と精霊牛(左)
 極楽・下界間を結ぶ特別便「精霊馬」の乗馬率が0%と、記録開始以来最低を記録していることが10日までにわかった。13日から始まるお盆が近づいても上昇する兆しは見えず、新型コロナウイルスの感染を避けて、下界への帰省を控える動きが強まっているようだ。

 精霊馬は毎年お盆シーズン限定で運行される下り方面の特別便。例年はどの便も乗馬率200%を超える混雑ぶりだが、新型コロナウイルスによる外出自粛の流れを受けて、今年は全便ほぼ空席の状況。Uターンで利用される上り方面の特別便「精霊牛」の乗牛率もほぼ同様で、538年の記録開始以来、最低記録更新はほぼ確実だ。

 下界での感染再拡大を知って、精霊馬の予約をキャンセルしたという盛岡藩出身の男性(271)は「子孫からも『絶対に帰るな。浄土1号はニュースだけではすまない』とくぎを刺されました。ウイルスを持ち帰って穢土にするわけにはいかないので、今年は我慢して来年2回行きます」と話す。

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<GOODS>籠入 きゅうりとなすの牛馬セット(精霊馬)

 お盆に飾る牛と馬には、お迎えのときは「足の速い馬で少しでも早く家に来てもらうように」、送るときには「名残惜しいので足の遅い牛でゆっくり帰ってもらうように」という意味が込められています。昔ながらのキュウリとナスで作った牛馬も良いですが、この籠入り牛馬はイミテーションなので後片付けが簡単。なのに、形はしっかりと自然物であるきゅうりとなすになっているからお盆飾りの見た目を損ないません。

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