Kyoko Shimbun 2020.08.07 News

「美味しすぎるダイエットクッキー」再増量 苦情殺到で これは嘘ニュースです

苦情により再増量を余儀なくされた(写真は類似品のオレオ)
 中堅菓子メーカーの亀山製菓が、同社が販売するダイエットクッキーの内容量を半分に減らしたあと、7月に再び元に戻していたことが6日までにわかった。消費者から苦情が殺到したためだという。

 再増量した商品は、2枚のクッキーでクリームを挟み込んだ「ダブルバインド」(81枚入り)。1枚当たり11キロカロリーと、類似品「オレオ」の5分の1に抑えているにもかかわらず、濃厚な味わいが楽しめることから、「美味しすぎるダイエットクッキー」として評判を集めていた。

 昨年の発売直後からSNS上では「カロリー5分の1だから5倍食べてもセーフ」「毎日20箱食べててヤバい」「新種の合法ドラッグ」など称賛の声が続出。だが、加熱する人気の一方で「ダイエットを勧めておきながら、食欲を過剰に煽るのは自己矛盾だ」などと指摘する声も専門家の間から上がっていた。

 食べ過ぎを懸念した同社では、今年3月の出荷分から1箱40枚入りに減量。しかし、その翌日から、同社のお客様センターには「余計なお世話だ」「便乗値上げするな」など3千件を超える苦情が殺到する事態に陥った。さらに「3時34分に本社を爆破する」という脅迫メールまで届いたことから、社内で対応を検討した結果、7月の出荷分から再び80枚入りに戻すことを決めた。現在は「もっと増量して」といった要望はあるものの、苦情はなくなったという。

 同社広報は「その情熱をダイエットに振り向けられないから、クッキーに頼るのでしょうね」と冷ややかだ。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<GOODS>モンデリーズ・ジャパン オレオバニラクリーム 18枚(9枚×2パック)×5個

 ビターなチョコレートクッキーと、芳醇なクリームの絶妙なコンビネーション。日本の消費者に向け、消費者調査を経て、日本市場向けの独自の製品を開発。「ツイスト・リック・ダンク」のオレオだけの、おいしい・楽しい3ステップを提案。新しくなったパッケージデザイン。

社主ピックアップ

社会

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ