2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小 これは嘘ニュースです
「新しい運動会」用に制作した2mのロングバトン
東京都八王子市にある私立マキャベリ小学校では、今年も例年通り10月10日に運動会を決行する予定だ。その一方で、感染拡大を防ぐため、児童同士が密着しないような競技のあり方についても検討。毎年行っている競技の見直しを進め、今月「新しい運動会」としてプログラムを完成させた。
あんパンを使ったパン食い競争では、マスクを着用したまま競技ができるよう、ガーゼ部分をパン生地に変えた「マスクパン」を製作。トラックには中身の餡だけを吊っておき、競技の際にはマスクごと食べることで、これまでと同じようにあんパンを食べられる仕組みに変更した。
花形競技でもあるリレー種目では、長さ2メートルのロングバトンを使用することで、適度な間隔を確保したままバトンパスが可能に。また、二人三脚は、中古市場に大量に出回っているPepper(ペッパー)10台を安値で購入。ロボットとペアにすることで問題を解消した。
さらに組体操も、シルク・ドゥ・ソレイユの元団員に委託して鑑賞競技に変更するなどした結果、昨年とほぼ同様のプログラムが行えるめどが立ったという。
新しい運動会を考案した体育課の西条教諭は「不可能に思えることでも、小さな工夫を積み重ねれば実現できるということ。足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」と話す。