社内トイレも電子化 「ペーパーレス」で経費節減 これは嘘ニュースです
タブレット端末が埋め込まれたペーパーレストイレ
ペーパーレストイレを設置したのは、港区にある株式会社パナマヘイブン。事業内容は不明だが、同社ホームページ(HP)によると、2016年の設立当初から徹底したペーパーレスを掲げており、社内で保管する書類の99%以上をデジタル化。書類の閲覧や決済などは全てタブレット端末上で完結させているという。そのため、社内にはコピー機やプリンターが1台もなく、空き家のようなミニマリスト的空間になっているようだ。
さらなるペーパーレス化を進めるため、同社では11月から「最後の紙」として残っていた個室トイレ内のトイレットペーパーも電子化に踏み切るとHP上で発表。掲載された写真には、個室の壁に埋め込まれたタブレット端末が写っており、ここに表示される仮想トイレットペーパーを指で操作すると、本物と同じ挙動をするアニメーションが表示される仕組みのようだ。
同社によると、ペーパーレス化の結果、トイレットペーパーの使用量を100%削減することに成功。同時にトイレの個室使用率も0%になったと発表している。
しかし、発表内容について同社に取材を申し込んだところ、連絡先の電話番号がつながらず、代表者に確認が取ることができなかった。法人登記に詳しい京都大学中米学部の坂本義太夫教授は「『最後の紙』はトイレットペーパーではなく、この会社の実態ではないか」と話す。
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<BOOK>パナマ文書
「ハロー、私はJohn Doe。データに興味はあるか?」「ジョン・ドゥ」とは、英語圏で裁判のとき実名が公表されては困る人物、あるいは身元不明の死体に用いられる仮名である。のちに「パナマ文書」と名付けられ、世界を揺るがすことになったスクープ。すべては、この身元不明の生ける死体からの一通のメールから始まった。