福沢諭吉、再登板 新券「終身名誉1万円札」に就任 これは嘘ニュースです
終身名誉1万円札就任が決まった福沢諭吉
紙幣の刷新はおよそ20年ごとに行われるが、1984年に1万円札の肖像画に選ばれた福沢諭吉は前回刷新した04年も続投。約40年間にわたって肖像画を務めた。
財務省は19年4月、24年度上期をめどに発行する新紙幣のデザインを公表。新1万円札の肖像画を、福沢から「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一に改めた。
だが公表後、デザインや人選について異論が噴出。特に1万円札の「顔」として広く定着した福沢の降板に対しては、1万円札を「諭吉」と呼ぶことに慣れた中高年世代から「うっかり諭吉呼びをすれば令和世代からバカにされる」と、揶揄におびえる声が多く寄せられた。
福沢が創立した慶応義塾大学出身者の多い国会議員からも続投を求める声が多く、政治的圧力が働いた結果、2千円札以来となる新紙幣「終身名誉1万円札」の発行が決まった。通常の紙幣刷新は今後も約20年間隔で行う一方、終身名誉1万円札の肖像画は、永久不滅に福沢のまま発行を続ける。
「天は人の上に人を造らず」の名言を残し、40年余り最高額紙幣のポストに就いてきた福沢。だがこのままインフレが続けば、天が福沢の上に人を造る可能性も生まれそうだ。
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