Kyoko Shimbun 2019.12.16 News

最後の1粒まできれいに ハエ柄茶碗が人気 これは嘘ニュースです

内側にハエを印刷したハエ柄茶碗
 内側にハエを印刷した茶碗が「ご飯粒を残さず食べられる」と人気を集めている。製造元によると「無意識的に最後の1粒まで集中して食べられる工夫を施した」という。

 ハエを印刷した茶碗を発売したのは、陶器製便器を製造する東京トイレット。同社では以前からダーツの的を印刷した公衆用小便器などの製造を手掛けてきた。

 内側に的を印刷して尿を当てる場所を明確にした便器は、何も印刷していないものに比べて集中しやすくなるため、尿跳ねが少なくなり、トイレが汚れにくくなる。このため最近は「的付き便器」を採用している公衆トイレも多い。

 最も的中率が高まる「的」のデザインを社内で研究した結果、ハエ柄が最も集中力を集めることがわかった。同社が現在製造する小便器の8割をハエ柄が占める。

 さらに新規事業を模索していた同社では「便器と同じようにハエを印刷した茶碗なら、ご飯を最後の1粒まで集中して食べられるのではないか」と考え、今年3月に便器と同じフッ素コーティングを施したハエ柄の茶碗を発売した。

 発売当初は売り上げが伸びなかったが、11月ごろから「ご飯がこびりつかない最高の茶碗#PR」「ハエが気になって気が付いたら最後の1粒まで食べてた#PR」などとSNS上で話題を集めたことをきっかけに注文が殺到。製造が追いつかず、現在3カ月待ちの状態だという。

 「茶碗にハエ」という水と油を組み合わせる逆転の発想によって生まれたこの画期的商品は「茶碗の再発明」として、今後さらに大きな反響を呼びそうだ。#PR

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