蚊の血を吸う「コバンカ」、遺伝子操作で作成 千葉電波大 これは嘘ニュースです
人の血を吸う蚊の血を吸うコバンカ
マラリアやデング熱など媒介する蚊の個体数を減らす研究は、世界中の研究機関が取り組んでいる。これまで遺伝子を操作して繁殖力をなくしたり、伝染病を媒介しないようにしたりするなどの試みが行われてきたが、人工的に生み出した個体が生態系に与える影響が予測できないことから、科学界でも慎重な意見な意見が根強い。
千葉電波大の研究チームが作り出した新種の蚊「コバンカ」は、体長が1ミリ以下で世界最小。吸血に関する遺伝子を書き換え、蚊の血だけを吸うようにした。体長と習性以外の遺伝子は操作していないことから、自然界への影響はないとしている。
実験の結果、コバンカに血を吸われた蚊の腹部の一部が赤く膨らんだ。また、刺された蚊が膨らんだ部分を脚で引っかくしぐさを見せたことから、かゆみを感じていることも確認された。
研究を主導した同大の吾妻平太教授は「蚊が人間の血を遠慮なく吸えるのは、吸われる側の不快感を知らないから」と話す。「人のかゆみが分かる蚊が増えれば、いずれ人を刺さない蚊が増えてくる。もうそろそろ憎しみの連鎖は断つべきだ」。
研究チームでは今後コバンカの血を吸う蚊の作成に取り組みたいとしている。
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