Kyoko Shimbun 2018.10.23 News

ラッセンから目を守る 青色光カットメガネ開発 これは嘘ニュースです

レンズを通すと青色光を8割以上遮断する(右)
 米国の画家クリスチャン・ラッセンの絵画から目を守るメガネを都内のメガネメーカーが開発した。絵画から出る青色光を8割以上カットできるという。発売に向けてクラウドファンディングで出資を募る。

 メガネを開発したのは、メガネブランド「ヤヨイルーペ」を展開する八月眼鏡堂(港区)。「ラッセンの絵を見続けると、なぜか夜眠れなくなる」という顧客からの相談を受けて開発に乗り出した。

 開発試験では、部屋の壁・床・天井全面に夜の海や空を描いたポスター600枚を敷き詰めて作った実験用のラッセン部屋を用意。3日間外出せず、室内で生活してもらったところ、最初は「癒される」と話していたが、次第に「目を閉じてもまぶたの裏でイルカが泳ぎ続けている」「満月がまぶしくて眠れない」などの不眠症状を訴えるようになっていった。また、1枚の絵画を24時間ずっと見続ける実験では、被験者はその日一睡もできなかったという。

 ラッセンの絵画と不眠の関係について分析を進めたところ、作品から発せられる「ブルーライト」と呼ばれる青色光が人間の体内時計に影響を及ぼしていることが判明した。キャンバスの約9割を青色が占めていることから、ゴッホやピカソらの絵画以上に目の細胞に刺激を与えたとみられる。

 同社が開発した新型メガネは作品から放射される青色光の86.3%をカットすることに成功。着用して鑑賞することで不眠症状に劇的な改善がみられた。また国内工場で製造し、尻で踏んでも壊れない強度を持たせているという。

 今後は製品化に向けて、海外のクラウドファンディングサイト「キックスケーター」を通じて出資者を募る予定。「『ラッセンは好きだが、部屋に飾ると眠れない』というジレンマを抱えた世界中のファンに届けたい」と担当者は話す。

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