「かわいいね」褒め過ぎ盆栽、枯死早める可能性 千葉電波大 これは嘘ニュースです
褒められ過ぎたマツは枯死する可能性がある
盆栽愛好家の間では、古くから「毎日盆栽に話しかけると、成長に変化が出る」ということが経験的に語られてきた。千葉電波大の小曽木公望助教らはこの経験則を確かめるため、マツの盆栽を10株ずつ2つのグループに分け、一方には「かわいいね」「癒される」など肯定的な言葉を、もう一方には「枯れてしまえ」「やらなきゃ意味ないよ」など否定的な言葉を、それぞれ24カ月間毎日かけ続けて育てた。
その結果、肯定的な言葉をかけ続けたマツ10株のうち9株が枯死。原因は針状の葉が抜け落ちたことによる栄養不足と確認された。褒め言葉が枯死を招いた理由について、研究グループは「マツが本来持っているとげとげしさが愛情によって失われたためではないか」と分析。「葉が体表の多くを占めるマツの場合、皮肉にも武装解除がその寿命を縮めてしまった」と結論付け、これを「褒め殺し効果」と命名した。
研究を主導した小曽木助教は「世の中にはマツのように尖ることでしか自己を保てない哀しい生き物もいるようだ」として、過度な博愛主義に警鐘を鳴らす。
なお「品評会に出られないよ」など、否定的な言葉をかけ続けたマツは10株全てが枯死。樹液からは多量のストレスホルモンが検出された。過剰なプレッシャーが成長に悪影響を及ぼした可能性が高く、人間だけでなく植物においてもパワハラの害が改めて示されたかたちだ。
研究結果は仏科学園芸誌「ボン・ションス(Bonne Science)」夏の特大号に掲載された。