翼をへし折る倦怠感 脱力ドリンク「リザイン」日本上陸 これは嘘ニュースです
デナジードリンク「リザイン」
「脱エネルギー(de-energy)」を意味するデナジードリンクは、疲労時の栄養補給をうたうエナジードリンクとは逆に、飲んでしばらくすると脱力感が全身を覆い、気だるさ、目のかすみ、肩こり、強烈な眠気、食欲不振に襲われ、何事にもやる気が出なくなる。
4月に発売されたリザインは、幸福度世界一の国として知られるブータン王国で人気のデナジードリンク。ブータンの会社員は、疲れたときにリザインを飲んで自分のやる気にとどめを刺し、残業をあきらめて定時で帰宅するという。高麗人参の絞りかすやローヤルゼリーの上澄み液などを配合した天然由来の成分のため、副作用はなく、翌日の体調に影響はない。
リザインを輸入販売する不渡商事(東京都千代田区)の担当者は「デナジードリンクで潔く自分を強制終了させるという考え方は、エナジードリンクで自分をだましだまし追い込みがちな日本人にとって逆転の発想になるのではないか」と話す。
発売後1カ月で早くも100万本を売り上げる人気で、一部ドラッグストアでは品薄状態が続く。来月からは「24時間戦えません」「リザイン、翼をへし折る」のフレーズを押し出したCMも展開する。
当初は「栄養補給一辺倒の過労文化に一石を投じたい」と意気込んでいた担当者も、想定外の人気に「漬物石を投じてしまったかもしれない」と複雑な表情だ。
虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。おすすめリンク
<BOOK>レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
日本のコンビニでも販売され、F1などでもおなじみの「レッドブル」。だがその実態は謎に包まれている。2012年に世界165か国で52億本も販売され、最も成功した飲料ブランドともいわれるが、その本社がオーストリアにあることを知らない日本人も多い。
どのようにしてわずか数年でこの世界的なブランドが台頭したのか、なぜマーケティングが画期的といわれるのか。その秘密が明らかになる。