Kyoko Shimbun 2025.11.04 News

労働力不足に救いの手 ネコの職業訓練校、来春開校へ これは嘘ニュースです

キャットワーク総合学院の募集広告
 国内の人手不足が深刻さを増すなか、学校法人カッツェ山学園(東京都)は3日、ネコ対象の職業訓練校「キャットワーク総合学院(仮称)」の設置認可を文部科学省に申請した。来春の開校を目指す。「働かないことが仕事」とされてきたネコの労働力の本格活用に向けた取り組みとして注目を集めそうだ。

 少子高齢化が進むなか、多くの業種で人材不足が深刻だ。「外国人労働者を雇っても人手が足りない」という現場の声を受け、同学園では「ネコの手」に着目。国内に推計1千万匹いるネコを潜在的な労働力として活用する専門学校の開校を申請した。

 申請書によると、カリキュラムはパソコン操作、接客対応、フォークリフト操作など。幅広い職種に対応できる基礎技能を2年で習得する。ビジネスマナー講座では、「書類やキーボードの上に座らない」「会議中、レーザーポインターに反応しない」など社会猫にふさわしい行動を身につける訓練も行う。

 日本の猫口は犬口を大きく上回るにもかかわらず、ネコの採用に踏み切る企業は少なかった。入社面接では借りてきたネコのようにおとなしく振る舞うが、採用後、ネコの目のように態度を一変させる社員が多かったためだ。

 だがこのような状況も大きく変わりつつある。退職代行サービスの普及など労働市場の流動化を後押しする動きが強まったことも、液体であるネコが働きやすい環境整備につながった。また、「言葉が通じない」といった外国人労働者との間で生じる問題も、ネコの場合はむしろ長所として評価されているという。

 一方で課題も残る。7月から断続的に行っているオープンキャンパスの参加者はゼロ。ネコの子一匹いない状況が続く。開校後に応募があるかどうか不透明なことから、文科省の審議会も慎重な姿勢を示しており、認可の判断は今冬まで持ち越される見通しだ。

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