大型鏡運ぶトラックが横転 一時通行止め これは嘘ニュースです
鏡の破片が散乱した県道666号線
県警によると、横転したのは金属研磨専門の金属加工会社・人田製作所の2トントラック。積載していた鏡は直径8メートル、研磨に18か月を要した世界最大・最高精度のもので、今春打ち上げる日本の宇宙望遠鏡「くるぶし2」の主鏡として使用する予定だった。茨城県つくば市の筑波宇宙センターに輸送中だったという。
研磨技術を誇示する目的で車体全面に鏡面加工を施したトラックが、周囲の風景や日光を反射したため、視認を妨げたことが事故の原因とみられる。車体は完全に風景に溶け込ませるため多くのパーツが取り外されており、違法改造されていた可能性もある。タクシーの運転手は「何にぶつかったかも分からなかった」と話す。
この事故で車体と反射鏡の破片が道路に散乱したことから、約5時間にわたって道路は通行止めになったほか、宇宙望遠鏡の打ち上げも2年程度延期になる見込み。トラックの運転手は「一足早い鏡割りでしたね」と苦笑いだ。