「今も見ているよ」 謎のつぶやき相次ぐ これは嘘ニュースです
「今も見ているよ」のツイート(読者提供)
「今も見ているよ」というつぶやきについての報告が寄せられ始めたのは今月1日前後。「誰かがリツイートしたわけでもない、自分がフォローしていないアカウントのツイートが勝手にタイムラインに現れる」という内容のコメントがネット上で散見されるようになった。
これまで寄せられたユーザーからの報告によると、つぶやきのアカウントは目のような写真アイコンで、文面は「今も見ているよ」「後ろにいるよ」「こっちにおいでよ」といった内容。アイコンに使われている目の瞳孔部分が日に日に大きくなっているという指摘もある。
ツイッターの利用者は、見たくない投稿者をブロックすることでそのつぶやきを排除することができるが、「今も見ているよ」はブロックしても常に表示され続けるようだ。
現段階でこの不可解なつぶやきに関係した被害報告はなく、何者かによるいたずらである可能性が高いが、つぶやきの文面が、1914(大正3)年8月8日、岩手県で男女13人が一夜のうちに次々と惨殺された「見いつけた」事件(【用語解説】参照)の犯人宅から見つかった書き置きと同じ内容であることから、念のためつぶやきを見たユーザーには身の安全に注意を促している。
【用語解説】:「見いつけた」事件
1914年8月8日未明、岩手県山中で起きた連続殺人事件。犯人の男は斧と猟銃を持ち、次々と近隣住民を襲った(死亡者13人、重軽傷者25人)。物陰に隠れる住民を見つけた際、必ず「見いつけた」と言ってから凶行に及んだことからその名がついた。男は住民がいなくなった後、猟銃で自殺。自宅から見つかった書き置きには「今も見ているよ」など不可解な表現が多かったという。