日本陸上、男子投げやりで日本新 これは嘘ニュースです
競技会場のどんたくスタジアム
決勝に進出したのは、昨年優勝の増田裕次郎(東淀川大学)を筆頭に、今シーズン最高記録保持者の鶴見義雄(大東亜大学)などいずれも強豪ぞろいの6人。
競技開始後10分間何もしなかったため、今すぐ投てきを始めるよう指示を受けた1番手の増田は、めんどくさそうにエリアに入ったものの、肝心のやりを更衣室に置いたままであったことに気づき、審判に棄権を申し出るとそのままの服装で更衣室に立ち寄ることもなく帰宅。昨年同様トップアスリートとしての貫禄を見せつけた。
2番手の秋山は、やりを持ってエリアに入ったものの、利き手ではない左手で投てき。当然飛距離は伸びず、やりの長さより短い1メートル13センチ(追い風参考)を記録した。秋山は記録が表示される電光掲示板を一瞥することもなく、そのまま帰宅した。
続く各選手も「間違えて竿竹持参」、「トモコレに熱中するあまりアナウンスを聞き逃して棄権」、「やりの材質に文句ばかり垂れた挙句試合放棄」など抜群のやる気なさを次々と発揮。しびれを切らした観客からは「今すぐフィールドから出て行け」といったブーイングを浴びつづけた。
競技は中途半端な不真面目さが裏目に出てやりを投げてしまった秋山以外いずれも記録が出なかったため、僅差による判定決着かと思われたが、優勝は会場にすらやって来ず自宅でずっと寝ていた中川が日本新で圧勝した。
今大会で世界標準記録を突破した中川は、来月行われる世界陸上への切符を手に入れたが、すでに「改札口に切符を通すのもだるい」と話していることから、男子投げやりの世界最高記録である「自宅で餓死」越えも視野に入ってきそうな勢いだ。
今年の世界陸上はハワイ・オアフ島で開催されるが、関係者の話では、中川は「そういうのに興味がない」と早くも意気込んでいるという。