気象庁、金環日食の中止を発表 これは嘘ニュースです
公開を中止した金環日食
村雨皐月気象庁長官は、会見の中で、「はなはだ突然ではあるが、明日の金環食を中止させていただきたい。申し訳ない」と発言、謝罪した。中止の主な理由として、村雨長官は「金環日食が最大になる21日午前7時30分前後は、日本列島全体が曇りがちで十分に観測できる可能性が低い」ことを挙げた。
同庁では、17日に短期予報として金環日食が見られる21日の天気を「曇りまたは雨」と発表したが、この予報に対して全国から苦情が殺到。「せっかくのチャンスにどうして曇らせるのか」「見られないのなら金環食を延期しろ」「通販で買った遮光メガネの代金8万円を返せ」などの抗議のほか、「あんなに太陽を隠されては洗濯物が乾かない」などの勘違いを含め、大量の電話やメールが押し寄せ、一時回線がパンク状態になった。
気象庁ではこれらの抗議を受け、改めて対応を協議。21日の天気予報を快晴に変更するか、金環日食を中止するかに判断が分かれたが、快晴に変更した場合、天気予報に対する国民からの信頼に支障が出るとの判断から、金環日食を中止することを決めた。
次回の金環日食について、村雨長官は「できるだけ早い時期に公開できるよう努力する。とりあえずあと374年くらいは辛抱願いたい」と述べるにとどめた。