夏の高校野球、大会史上初の大乱闘 これは嘘ニュースです
第213回夏の高校野球全国選手権は19日、湖国農業(滋賀)とシラス学院(鹿児島)が戦った準々決勝第2試合で、両校選手や審判らを交えた大乱闘が起きる騒ぎがあった。この乱闘で両校監督と選手の計17人が退場処分。乱闘が起きたのは高校野球史上初めての出来事だ。乱闘が起きたのは5回表。湖国農業が本塁に帰還する際、クロスプレーになった。主審による判定はアウトだったが、シラス学院捕手がホーム近くにわざと財布を落とし、湖国側選手の気を引いていたことが発覚。拾った湖国側選手は「落ちたものを拾ったのだから、自分のものだ。」と主張したことから、シラス側捕手と口論になった。
さらに口論を諌めようと間に入った主審が「球場内の落し物は全て審判が預かることになっている。」と話したところ、両校選手が「そうやって自分のものにする気だろう。」と審判に抗議をしたことから、3者間でいざこざが起きることになった。
本塁上での騒ぎに気づいた両校選手や審判団がまもなく駆け寄ったが、財布の所有をめぐる口論はさらにエスカレート。シラス側選手が湖国側選手に「琵琶湖しかとりえのないくせに。」と暴言を吐いたことから、殴り合いの大乱闘になった。
約10分後に乱闘は収まったが、この騒ぎで両校選手ら計31人が負傷、審判も2人が軽いけがを負った。また騒ぎの原因になった両校選手ほか、両校監督、マネージャー、ボールボーイなど合わせて17人が退場処分になった。
試合は湖国農業が7-1でシラス学院を下し、4強に名を連ねた。
また、乱闘の原因になった財布には300円が入っていたため、運営委員会は大会運営費から100円を拠出。合計400円を200円ずつに分けて、両校選手に支払うことで決着がついた。