Kyoko Shimbun 2009.02.12 News

砂糖水の降水成功 酸性雨対策に 中国 これは嘘ニュースです

 航空機から雨雲に向けて微粒子状の砂糖を散布することで、砂糖を核にした雨を降らせることに成功したと中国国家科学技術委員会が12日発表した。中国では工場からのばい煙などによる酸性雨が社会問題化しているが、砂糖を散布することで酸を中和できるという。

 国家科学技術委員会の発表によると、今月11日、航空機から北京郊外上空を覆っていた雨雲に向けて微粒子にした砂糖400トンを空中散布。その結果、砂糖を核にした雨を降らせることに成功した。地上の観測データでも雨の中から砂糖の成分を検出し、実際になめたところ、十分に甘かったという。

 武泰斗(む・たいと)委員長は記者会見の中で、「レモン水に匹敵するとまで言われた、わが国における酸性雨問題はほぼ解決した。各国の研究者も砂糖を混ぜることで雨粒の酸味がなくなったことを認めている。今回の実験結果を踏まえ、今後は各地の工業地帯でも砂糖を散布していく」と話した。

 しかし、散布した砂糖水の濃度に違いがあり、地域によっては濃度が濃くなりすぎたため、路上に置いてあった自転車などが「砂糖をまぶしたフレンチクルーラー」(北京市民)のような状態になっているとの情報も入っている。また、砂糖をえさにするアリやゴキブリが大量に繁殖する可能性など、まだまだ技術的課題が残されていると見られている。

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