脳内画像読み取り成功 「脳内彼女」も再現 これは嘘ニュースです
コンピュータ上に出力された「脳内彼女」
人がものを見るときの視覚情報は、大脳後部にある視覚野という領域で処理される。ATRの実験では被験者に白黒の単純な画像を見せ、視覚野の血流の変化を計測。その活動のパターンから画像を解読するプログラムを開発した。この研究成果を踏まえ、京都古都大はさらにプログラムを改良。ATRでは白黒100マスのパターンしか読み取れなかったが、わずか数日にして、約1万画素程度のカラー画像をコンピュータ上に出力できるようになった。
また、ATRの実験では実際に目から視覚野に送られた信号を読み取っていたが、映像を想像しただけでも同じように視覚野が活動するため、被験者に目隠しをして任意の「脳内彼女」を思い浮かべさせたところ、コンピュータ上に女性と思われる画像が映し出された(写真参照)。
京都古都大研究チームは今後解像度を30万画素程度に上げ、さらに動く映像として出力できるよう改良を続ける。研究チームによると、プログラム自体は比較的簡単であるため、装置の準備等に不備がなければ、今後半年以内にも実現可能としている。