Kyoko Shimbun 2008.10.20 News

切るのは「赤」 爆弾解体マニュアル配布へ これは嘘ニュースです

 警察庁は19日、自宅に時限式爆弾が仕掛けられた場合の対処マニュアルを来月1日から全国の警察署・交番で配布すると発表した。

 警察庁によると、政府がアメリカと協力しテロとの戦いに挑むことを表明して以降、全国的にテロへの警戒が高まっているとして、家庭でもできる爆弾解体の方法をマニュアル化して公表することを明らかにした。このマニュアルは来月1日から全国の警察署・交番で無料配布される。

 マニュアルは漫画を使って分かりやすく爆弾解体の方法を解説。たまたま時限爆弾の仕掛けられたテレビをゴミ捨て場から拾ってきてしまった主人公の小学生・ニトロ君が、絶縁体の代わりに風船ガムを使ったり、爆弾を無力化するために冷凍庫に入っている液体窒素を使うなど、身の回りの身近なもので安全に時限式爆弾を解除していくストーリー。警視庁担当者は「振りがなも振ってあるので7歳くらいの子供であれば爆弾解体も可能」と語る。

 マニュアルではブービートラップについても言及。導線処理が終わり、最後に赤い導線と青い導線の2本が残ったとき、赤色の導線を切るように指示している。「過去の事例から統計的に赤色が安全」と担当者は語る。この記述に対し、会見に出席した記者から「最後の2本が白と黒だった場合はどうすればいいか」との声が出たが、担当者は「最後の2本がマニュアルと異なる色だった場合、より赤色に近いほうを切ればよい」と答えた。

 会見場では、火薬の量を実際の10分の1に減らした爆弾を用いて解体作業のデモンストレーションが行われた。途中担当者が「裏の裏を読んで」赤色の導線を切ってトラップに引っかかり、右手親指を吹き飛ばすハプニングもあったが、予備に用意していた爆弾を用いて再開。今度は最後に緑と黄の導線が残ったが、両方を一度に切ることで爆弾解体に成功した。会場に来ていた別の担当者は「漫画じゃあるまいし、マニュアル通りにいかないのが現実。マニュアルに頼ってばかりでは命がいくらあっても足りない」と結論付けた。

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