Kyoko Shimbun 2008.01.07 News

餅による事故多発 死傷者5人 これは嘘ニュースです

 警察庁の発表によると、今月1日から6日にかけて、餅による事故によって全国で5人の死傷者が出ていることがわかった。中には殺人事件に発展する可能性のある事故もあり、警察庁は警戒を呼びかけている。

 明らかになった餅による死傷者は、死亡が1人、重軽傷が4人。事故の詳細は以下のとおり。

(1) 東京都新宿区で、道を歩いていた男性(26)が、飛んできた握りこぶし大の餅にぶつかり頬を打撲。全治3日の軽傷。

(2) 熊本県熊本市で、熊本城に奉納されていた高さ4メートルの巨大鏡もちが崩れ、3歳の子供を含む2人が餅の下敷きになり1人が重傷、1人が軽傷。一番上のみかんに当たった学生(18)も頭部に軽い打撲。

(3) 石川県輪島市で、アパートの階段を下りようとしていた女性(33)が、階段に落ちていたつきたて餅で足を滑らせ転倒。階段をすべり落ち、全治2週間の軽傷。

(4) 滋賀県長浜市で、男性(28)が2キロのつきたて餅を顔の上に落とされ、窒息死しているのを友人が発見。餅の固さから死後2日程度と見られる。争った跡がないことから、男性の就寝中、何者かが部屋に押し入り顔の上に直接つきたて餅を押し付けたものと見られる。滋賀県警では、他殺と見て捜査を始めている。

▽餅に詳しい京都大学もち米研究所所長・坂本義太夫教授(もち学)の話
 「餅を喉に詰まらせ死亡する事件が多発する中、近年今までにない形の餅事件が起こっている。我々は餅を食べ物として考えているが、餅は非常に危険な凶器にもなりうる。我々は油断することなく、餅に対峙(たいじ)していかねばならないということを忘れてはいけない。」

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