Kyoko Shimbun 2022.03.28 News

「新しい『端』にようこそ」 宇宙の果て示す星雲、新たに見つかる これは嘘ニュースです

イルカ型宇宙望遠鏡「カイル」がとらえた渦状星雲
 国際宇宙研究機構(ZUNE)は27日、地球から138億光年離れた地点で渦状星雲を確認したと発表した。これまで観測した星の中で最も古く、これ以上遠方では星の存在が確認できないことから、この星雲の周辺が宇宙の終端である可能性が高いという。

 ZUNEが昨年11月に打ち上げたイルカ型宇宙望遠鏡「カイル」が撮影した画像を解析して見つかった。星雲は反時計回りに色が変化しているのが特徴。研究員の間では「ジェルボール(衣料用洗剤)のようだ」との指摘もあったという。

 記者会見は米国ワシントン州で行われた。画像解析を担当したコルタナ上席研究員は、会見場に設置されたスクリーンを使いながら、新しく見つかった星雲について「他の星雲の方がエネルギー消費が激しい」「他の星雲より21%安全性が高い」など、特徴をポップアップ式に説明。その直後、スクリーンが突然が切り替わり「新しいEdgeへようこそ」と、来席者に向けてブラウザの乗り換えを促すメッセージが映し出された。

 宇宙の果てまで執念深く付きまとうEdgeの姿を見たある記者は、「何てことだ、ここが端(エッジ)だったのか」と肩を落とし、愛用するネットスケープナビゲーターとの別れを惜しんだ。

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