子供銀行に早朝から預金者殺到 紙幣刷新報道受け これは嘘ニュースです
早朝から保護者連れの預金者が列を作っている
9日未明、紙幣の肖像画が刷新されると各社が一斉に報じた。報道によると、1万円札に「近代日本産業の父」と呼ばれる実業家渋沢栄一、5千円札に津田塾大学の創始者津田梅子、1千円札にペスト菌の発見や破傷風の治療法を開発した科学者北里柴三郎の肖像画がそれぞれ検討されている。
紙幣刷新の報道を受け、子供銀行券を発券する子供銀行各支店には、早朝から預金者らが詰めかけた。子供銀行大阪支店前を訪れた女性(5)は「新紙幣が発行されると、古い子供銀行券が使えなくなるのではないか」と不安な表情をうかがわせた。また、保護者とともに東京本店にやってきた男子児童(6)は「今朝のニュースを見て、学校を休んで慌てて駆けつけました。学校探検なんてやってる場合じゃない」と話す。男性は子供銀行券1億万円を保有しているという。
子供銀行では政府の正式発表後に会見を行う予定。紙幣刷新後、旧紙幣の交換に応じるとみられるため大きな混乱はなさそうだが、04年に現行紙幣が発券された当初、5千円札に描かれた樋口一葉への馴染みの薄さから、日本銀行券を子供銀行券としてごっこ遊びに使用する事例が後を絶たなかったため、注意喚起も合わせて行う見込みだ。