「デフレマインド脱却、多幸剤配布を」 有識者会議提言 これは嘘ニュースです
依存性のない多幸剤はデフレ脱却の決定打となるか
報告書では、デフレマインドが長引く原因として、将来への不安や節約志向、生活習慣の変化などがあると指摘。「株価や有効求人倍率などの指標を改善するだけでなく、消費者心理に深く横たわる不安感を取り除かなければ、デフレ脱却に結びつかない」とした。
同会議が行ったアンケート調査では、不安感の理由として「物価の上昇」「少子高齢化」「保険料の値上げ」が上位を占めたが、中間報告では「これらを解決することは不可能」として黙殺するとともに、「政策より消費者の心理状態を変える方が費用対効果が大きい」として、不安感を取り除く多幸剤を開発、無料配布することを中心とする17項目をまとめた。
多幸剤は脳内化学物質に作用する薬の一種で、服用者の不安を和らげ、幸福感を与える効果がある。継続的に服用させて、将来への不安を忘れさせることで、消費拡大を促す効果が期待できるという。
日本経済に詳しい京都大学心理学部の坂本義太夫教授は「薬物を使った景気対策は世界的に見て例がない。成功すれば『デフレマインドコントロール』として、経済学ではなく心理学の教科書に載るだろう」と話す。
政府では最終報告後、大学や研究機関と連携して、違法薬物やアルコールのような依存性を持たない多幸剤の開発を急ぎたい考えだ。