ドンシャリ抑えた伸びやかな走り EV向けハイオク電気登場 これは嘘ニュースです
汎用電気に比べてノイズが軽減された
ガソリンは発火の度合いによって「レギュラー」と「ハイオク」に分けて販売されているが、EVの動力源である電気は車種にかかわらず、1種類しか提供されていない。
オーディオ機器の電気特性に精通する同社では「EVも電気の質によって走りが異なるのではないか」と仮説を立てて検証。発電所の種類や発電に使う原料を変えて試験走行を繰り返したところ、良質の電気を使ったEVでは疾走感に明らかな違いが出ると確信した。
ハイオクパワーは、最もパワフルな走りが感じられた火力発電所の電気を使用。また燃料には希少な新潟産石油だけを使い、純国産にこだわった。サウジアラビアなど外国産石油を燃やして作った電気に比べて、EV内の電気回路を通る際の余計なノイズが減り、モーターへの負担が軽くなった。
その結果、特に時速100キロ以上の高速域で上品で突き抜けるような疾走感が感じられた。また時速0~30キロの低速域でも、特有の振動がやわらぎ、全体として大衆向けEVに多く見られる低高速域に重点を置く「ドンシャリ感」が抑制された。また数値的な裏付けはないが、ハイオクパワーで充電したEVでは、クラクションの音も歩行者を包み込み、まるでコンサートホールへいざなうかのような臨場感あふれる響きに変わったという。燃費性能に変化はなかった。
価格はレギュラー電気の3倍程度で1分当たり60円前後になる見込み。世界的にEVシフトが加速する中、今後は車両だけでなく燃料となる電気の質にも注目が集まりそうだ。