「人影あって安心」 自動運転車用ダミードライバー開発 これは嘘ニュースです
人影が映らない自動運転車への違和感は根強い
ドライバーが操作せずに走行する自動運転車は現在、完全無人で走行できる「レベル4」に向けて開発が進められている。だが「運転席に誰もいないのに車がひとりでに動くのは不気味だ」という声が利用者、歩行者の双方から挙がっており、同社ではこのような不安感を解消するため、ダミードライバーを開発した。
デクは座席に腰かけた人型に膨らませて使うバルーン型と、関節を曲げることでバスやクレーン車などさまざまな車種に対応できる組み立て式マネキン型の2種類で、全長はともに170センチ。マネキン型は頭部にカメラとスピーカーを内蔵しており、外部からスマートフォンを通じたやり取りが可能だ。価格はバルーン型が6980円、マネキン型が32万円(いずれも税別)。色は黒、白、肌色の基本色に加え、限定色としてゴールドとスケルトンを数量限定で販売する。
200人を対象に行ったモニター調査では、88%が「誰もいないより安心できる」と回答。その他「分解収納すると、後部座席にバラバラ死体があるようで怖い」「ハンドルを回す腕が180度以上にねじ曲がって怖い」という一部意見もあったが黙殺した。
同社では今後「より人間らしく」を目標にセンサーと動力を追加したアンドロイド型の開発を進める。「最終目標は運転もできる自律型ダミーです」と担当者は語る。