新党「棄権」過半数迫る勢い 衆院選・情勢調査 これは嘘ニュースです
14日投開票の衆院選について、本紙では6・7日両日に電話調査を実施し、選挙戦中盤の情勢を調査した。その結果、現時点では棄権票獲得を目的に立ち上げた新党「棄権」が単独過半数238議席に迫る勢いを見せる一方、自民、公明、民主他既存政党が軒並み現有議席を大きく減らす見通しであることが分かった。「棄権」は今後前回の衆院選で結党した新党「白票」との連立政権を模索するとみられる。調査は全国約12万人の有権者を対象に、小選挙区と比例区からそれぞれ投票する予定の候補者名、政党名を尋ねた。ただし、まだ投票態度を明らかにしていない人も2割以上いることから、今後情勢が変わる可能性もある。
今回の調査において最も多かった回答は「棄権する」で、前回衆院選の投票率を大きく下回りそうだ。これまで棄権は票として数えられなかったが、告示前日に結党した新党「棄権」が「棄権票は自党への賛意とみなすべき」と主張。今回から棄権票は全て同党への有効票とされる。
この結果、「棄権」は全国から広く支持を集め、小選挙区・比例区合わせて230議席前後を獲得する可能性が高まった。棄権を支持する理由としては「投票先がないから」が最も多く、「寒いから」「意味が分からないから」と続く。また、民主党の枝野幸男幹事長が6日、静岡市内で「今のままでよければ棄権すればいい」と発言したことも追い風になっているようだ。
「棄権」は小選挙区・比例区ともに候補者を立てたが、普段食べもしない地元特産品をおいしそうに頬張るといった選挙運動は特別行っていない。同党では今後白票を取り込んでいる新党「白票」と連携し、衆院選後の連立政権樹立をにらむ。「白票」は「棄権」に次いで110議席前後を獲得する見通し。
両党とも「支持者の意思を尊重する」方針から、国会開会後は全ての政治運営についてボイコットすると明らかにしている。このため獲得議席数によっては憲法で定めた本会議の定足数を満たすことができず、今後国会の空転は避けられない情勢だ。