Kyoko Shimbun 2012.04.25 News

大河ドラマ「平清盛」にAKB総出演 視聴率てこ入れ これは嘘ニュースです

松山ケンイチさん(27)に扮する平清盛
 NHK放送の大河ドラマ「平清盛」が苦戦している。22日の放送回では関東地区で今期ワーストタイの11・3%(関西地区は12・0%)を記録。史実に忠実な演出を心がけてきた同番組だが、ここに来て方針転換を決定。6月から人気アイドルグループ「AKB48」を全員起用するなど、本腰で視聴率回復に乗り出す。

 番組関係者が明らかにした。ドラマ「平清盛」は松山ケンイチさんや玉木宏さんなど実力派俳優を続々起用、また天皇家を「王家」と呼ぶなど、時代考証にも一石を投じる作品として話題になっていた。

 だが、視聴率は第2回放送の17・8%を起点として低迷。22日放送の最新回では11・3%にまで落ち込んだ。同時間帯の他局番組の影響も強いが、時代考証にこだわるあまり、人物関係が複雑になっていることや、画面が地味で盛り上がりに欠けることも低視聴率の要因になっているようだ。

 これを受け、製作サイドは現在収録中の6月放送分から方針転換。今後は時代考証を一切無視し、エンターテインメント色を強める方向に舵(かじ)を切ることを決めた。

 その第1弾として、人気アイドルグループ「AKB48」の起用を決定。権勢をほしいままにした清盛が別邸にて開いた宴会にAKB48が和服姿で登場し、5月発売の最新曲「真夏のSounds good!」を先行披露するなど、大河ドラマに関心がない若者層の開拓を狙う。

 このAKB48出演を皮切りに、今後は「第1回チキチキ源氏VS平氏ローションぬるぬる大相撲対決」や、「扇の的に当てるまで帰れま10」、さらにまもなく一般公開の東京スカイツリーなど、最新の名所を見学して歩く「ブラキヨモリ」など、本編そっちのけの特別企画を予定している。番組スタッフも「どうせ誰も見ないのだから好き勝手やってもいいだろう」と開き直っているようだ。

 大河ドラマに詳しい京都大学映像学部の坂本義太夫教授は「これで視聴率が回復すれば、大河ドラマの根底に一石を投じることになる。若者層への浸透を狙うのであれば、今後は実写ドラマをやめてアニメにするのも悪くないだろう。『大河&バニー』だったら腐女子層も呼び込める」と話した。

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