相次ぐタレント降板、本人そっくり「CG代役」起用検討 これは嘘ニュースです
CG技術の進歩で精巧な人物が作れるようになった
近年、テレビ各局では、反社会的勢力との交際や薬物所持などの不祥事が発覚したタレントが出演する番組を差し替えたり、再編集したりするなどの対応に追われる事例が増えている。また、それに伴って「代役の確保が間に合わない」「まるで最初から本人が存在しないように編集する共産国家のようなやり方には無理がある」など制作現場で大きな混乱が起こっていた。
民放各局では今夏から対応策を協議。タレントに不祥事が発覚した場合、出演部分を本人そっくりのCGに置き換えて放送する案が最有力となった。CGを使えば、他のタレントに差し替えて撮影し直したり、再編集したりする必要がなくなるため、違約金を抑えることができるなど、番組制作側とタレント側の双方にメリットがある。今後、芸能事務所に向けて、所属タレントのCGを制作するためのデジタルデータの提供を要請する考えだ。
技術のめざましい進歩によって、近年、タレントのデジタルデータ活用が進んでいる。昨年12月には木村拓哉さんら実在の俳優をリアルな3DCGで再現したゲーム「ジャッジアイズ:死神の遺言」(セガゲームス)が発売、また9月にはNHKが歌手の故・美空ひばりさんの音声データを利用した「AI美空ひばり」が新曲を披露した。
ある民放関係者は「タレントの不祥事リスクを考慮して、今後は最初から全員をCGでキャスティングして制作したい」と話した。