Kyoko Shimbun 2012.04.18 News

放送20年 しんちゃん、7月から「クレヨンしんさん」に これは嘘ニュースです

31歳に成長したクレヨンしんさん
 子供向けアニメとして親しまれている長寿番組「クレヨンしんちゃん」が7月から「クレヨンしんさん」としてリニューアルを予定していることが関係者の証言でわかった。放送20年を経て「嵐を呼ぶ園児」は「嵐を呼ぶ青年」へと成長する。

 番組の製作関係者が取材に対して匿名を条件に明らかにした。アニメ「クレヨンしんちゃん」は1992年に放送を開始、今年で放送20周年を迎えた。これを記念して現在さまざまな企画が進行中だが、一方で「5歳児が主役の番組が20周年を迎えるのは矛盾している」との声も多く、製作側ではしんちゃんの年齢引き上げを検討していた。

 7月から放送予定の「クレヨンしんさん」では番組の長期継続を考慮し、主人公である野原しんのすけの年齢を31歳と高めに設定。その一方で「しんちゃん」のイメージを崩さないよう、発言や行動は5歳児レベルのまま引き継ぐ。また、しんさんの外見は、父・野原ひろしとよく似ており、ひげの濃さなどもそのまま受け継がれるようだ(写真)。

 すでにパイロット版は完成しており、3月には試写会も行われた。試写会では「31歳無職男性」に成長したしんさんが、50を越えた両親と新婚の妹の前でパンツを脱いで尻を出し「ケツだけ星人」を踊るほか、女性のパンティやブラジャーを頭にかぶって歌い出すなど、変わらぬ「お下品」を披露。今回は公開されなかったが、「ぞうさん」など、放送上問題のある場面についても、モザイク処理などで対応していくとしている。

 また、大好物のおやつ「チョコビ」を頬張りながら人気ヒーロー「アクション仮面」のフィギュアで遊ぶなど「童心を忘れない無垢な大人」という設定も「しんちゃん」時代のまま。「おやつ」を「おつや」と呼ぶようなユーモアある言い間違いも、31歳という年齢をものともせず健在だ。

 今回公開されたパイロット版について、一般モニターとして試写会に招待された男性(25)は「最初の5分間は違和感を覚えたが、しんさんの言動が全く変わっていなかったのですぐに慣れました」と話す。だが一方で「春日部駅前で『ケツだけ星人』を踊りだした時はさすがに危ないと思った」との声もあった。

 先述の関係者によると、現在は7月の放送に向け、キャラ設定の詰めに入っている段階。しんさんと同じ31歳になった同級生たちも成長した姿で登場するが、諸事情によりボーちゃんだけは含まれないという。

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