Kyoko Shimbun 2012.01.10 News

東京ドームがスリム化 東京ドーム0.7杯分に これは嘘ニュースです

東京ドーム
 「ビッグエッグ」の愛称で知られる東京ドーム(東京都文京区)が老朽化に伴い、今年4月から改修工事に入ることが9日分かった。改修工事ではより強固に耐震設計を施すと同時に全体的なスリム化を図ったため、容積は東京ドーム0.7杯分になるという。

 東京ドームを運営する株式会社ビッグエッグが明らかにした。1988年、後楽園球場の代替施設としてオープンした東京ドームだが、すでに建設から20年以上過ぎており、一度施設全体を改修する大規模な工事が必要であると判断した。

 今回の改修工事では耐震設計を見直すほか、ライブコンサートなど野球場以外の用途の多様化に対応するため舞台装置を一新する。改修後は今まで巨大すぎるため断念していた歌手・小林幸子さんの舞台衣装や和田アキコの搬入も可能になるという。運営会社では、現在東京ビッグサイトで行われている「コミックマーケット」と呼ばれる同人漫画即売会を誘致できるよう検討したが、最新の換気設備を導入しても押し寄せる参加者の体臭を除去しきれないため、他の利用者の健康に配慮して誘致を断念した。

 また、改修に伴い天井を低くするなどの設計変更も行われる。収容人数は5万5千人のまま変わらないが、容積は東京ドーム0.7杯分にスリム化される予定だ。

 今回の東京ドームスリム化については懸念を示す有識者もいる。日本論理学会代表の目田康隆(めた・やすたか)千葉電波大学教授(パラドクス論)は「『東京ドームは東京ドームの0.7杯分である』というセルフリファレンス(自己言及)を論理学的に考えると、東京ドームの容積は元の0.7倍の0.7倍の0.7倍の…と限りなくゼロに近づいてしまう。このままの設計にしたがって論理的に工事を始めれば、改修していくうちにどんどん小さくなった挙句、最終的に東京ドームが消滅してしまう可能性もある」として工事の中止をうったえている。

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