「パジャマでおじゃま」、11月からモザイク規制 これは嘘ニュースです
11月以降の放送にはモザイク処理が施される
関係者によると、今年8月、インターネットを通じて児童ポルノを違法配信したとして県条例違反で逮捕された静岡県の小学教諭(47)の自宅アパートを捜索したところ、「ザ・ベスト・オブ・パジャマでおじゃま」というタイトルのビデオを発見。男児・女児が下着からパジャマに着替えていく様子を収めた「パジャマでおじゃま」コーナーだけが全20巻に渡って延々と録画されていた。
静岡県警の発表を受け、NHKを所管する総務省は今年9月、内外の有識者を集めた「パジャマでおじゃま検討委員会(パジャおじゃ委員会)」を発足し、コーナーの存続について議論を重ねた。
パジャおじゃ委員会は10月、「コーナーそのものにわいせつ性はないが、着替えシーンを見た視聴者が児童ポルノに目覚める危険性は否定できない」とした答申書を提出。対応策として(1)女児の募集をやめ、男児のみに限定する、(2)着替えシーンを映さず、幼児の顔のアップのみ映す、(3)画面全体にモザイク処理を施すの3案を検討するよう求めた。
答申を受けた総務省は「男児のみ」案について「世の中には『ショタコン』と呼ばれる女性がいる」こと、また「アップ放送」案については「着替えシーンを映さなければ着替えコーナーの意味を成さない」との判断から、かろうじて着替えていると分かるモザイク処理案を採用。NHKに対し、11月の放送分から画面全体にモザイクをかけるよう指示した。
だが、この対応を知った一部の視聴者から「もう受信料を払わない」「パジャおじゃなしの『おかあさんといっしょ』など、ムックのいない『ポンキッキ』みたいなものですぞ」などといった不満が噴出。インターネット上では「フジの次はNHKだ」として、「パジャマでおじゃま解放デモ」を呼びかける声も高まっている。
今回の決定についてNHKは「来年から受信料を月120円値下げしてやるのだから、たった30秒間幼児の着替えが見られないくらいで殊更に騒がないでほしい」と、冷静な対応を呼びかけている。
また一方で「パジャマでおじゃま」には、まだ着替えのできない幼児に着替え方を指導するという教育的側面があることから、NHKでは、11月からインターネットサービス「NHKオンデマンド」に限ってモザイク処理を外したノーカット無修正版を配信することで教育需要に対応するとしている。「オンデマンド」版ではモザイクを外す以外に、テレビではとても放送できないお宝シーンを追加。通常、番組は1本105円~315円で配信しているが、教育目的での利用が多くなることを踏まえ、1本8400円で配信する。
他のコンテンツと比べ極めて高額であることについて、当初批判が殺到したが、広報担当がツイッターを通じて「ポロリもあるよ」と発言したところ、批判は水を打ったように静かに消えてなくなったという。
NHKでは「日本には教育熱心な紳士淑女が多いので、過去最高のダウンロード数を記録するのではないか」と期待を示している。