Kyoko Shimbun 2011.07.28 News

「決め手」は小麦粉 香川の男を殺人容疑で逮捕 これは嘘ニュースです

犯行に使われたものと同型のうどん
 今月20日、愛媛県内のアパートで52歳の男性が首を絞められて殺されているのが発見された事件で、伊予柑署は27日、香川県に住む丸亀兎丸(とまる)容疑者(50)を殺人容疑で逮捕した。事件発生から1週間でのスピード逮捕の決め手は、被害者の首に付着していた小麦粉だった。

 事件は20日、愛媛県伊予市のアパートに住む吉野三郎さん(52)が玄関で倒れているのを、吉野さんを訪ねてきた友人が発見、通報したことから発覚した。遺体の首には縄のようなもので強く締められた跡があったことから、伊予柑署では殺人事件と断定。捜査を始めていた。

 事件発生から1週間後の27日、伊予柑署は、吉野さんの友人で香川県さぬき市内に住む丸亀容疑者を任意で事情聴取していたが、犯行を自供したため、そのまま殺人容疑で逮捕した。

 逮捕の決め手になったのは、遺体の首元に付着していた微量の中力粉だった。採取した中力粉を県警科学捜査研究所に送り、成分分析を行った結果、香川県のみで流通する特殊な小麦粉であることが判明。流通ルートから購入者を洗い出したところ、丸亀容疑者につながった。

 事情聴取に対し、丸亀容疑者は当初犯行を否認していたが、容疑者の足の裏から採取された微量の小麦粉が、遺体の発見現場にあったものと同一であることが判明。さらに追及したところ「自家製のうどんで首を絞めた。足の小麦粉はうどんを打つ際に踏みつけたときに付着したと思う」と犯行を自供した。

 供述によると、凶器は容疑者がたまたまズボンのポケットに隠し持っていた自家製の讃岐うどん(麺長60センチ)。このうどんで被害者の首を絞めたあと、そのまま酢醤油で食べて証拠隠滅を図ったと話している。容疑者宅から押収したうどんで実験したところ、首を絞めるほどの力を加えても最後まで切れることはなく、そのこしの強さに捜査関係者も驚きを見せたという。

 動機について、容疑者は「吉野さんから『新しいうどんメニューを考えたから食べに来い』と誘われたので行ってみたら、ポンジュースで煮込んだ『ポンうどん』というものを出された。激高してしまい、気づいたらうどんで首を絞めていた」と話している。

 愛媛県警の今治本部長は「愛媛イコールみかんというのは偏見。みかん栽培が有名だからと言って、県民はみかんがなければ生きられないほど依存しているわけではないポン」と、みかん依存を否定したポン。

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