Kyoko Shimbun 2011.06.01 News

今日から衣替え 防護服もクールビズに これは嘘ニュースです

 今日6月1日、全国的に衣替えが行われた。今年は節電対策として、例年のクールビズをさらに推し進めた「スーパークールビズ」を実施する官公庁や企業が増えそうだ。

 環境省は夏場の電力不足対策として、ポロシャツ、アロハシャツ、スニーカーなどの着用を認めた「スーパークールビズ」を今日から実施。他の官公庁や一般企業にも広く導入を呼びかけている。

 「ビジネスシーンに不向きではないか」という懸念の声も聞かれるなか、電力行政に携わる経済産業省は早い段階から呼びかけに応じてスーパークールビズを導入している。今朝も職員の多くがポロシャツにジーンズ姿で登庁。「暑い寒いは置いて、ノーネクタイのラフな格好で仕事ができるのはありがたい」という職員の声も聞かれた。

 民間企業でも、スーパークールビズの導入が進んでいる。環境省では導入の目安として「電力への依存が高い業種ほど、一層の軽装化を求める」としており、電力消費の多い繊維・鉄鋼・機械・化学系産業では、全企業の70%ほどがすでにスーパークールビズの導入を表明している。

 また、これから夏に向けて最も厳しくなるのは、現在福島第一原発で復旧作業にあたっている現場作業員だ。放射性物質の付着を防ぐための防護服は密閉性が高く、場合によっては内部温度が50度以上に達するとの見方もあることから、今後は作業員の熱射病対策が緊急の課題になる。

 現場作業員を指揮・管理する東京電力は先月29日、「作業員が密閉された防護服のなかでメルトスルーしないためにも、防護服も風通しのよい半袖半ズボンのクールビズに順次移行する」と、熱中症対策を発表している。

▽スーパークールビズに詳しい京都大学服飾学部の坂本義太夫教授(服飾物理学)の話
 電力依存の多寡(たか)で軽装にしていくなら、100%電力依存の東電社員は全員全裸、またはさらに皮膚も脱いで、福島の復旧作業にあたるべきだろう。それと原子力保安院の審議官は、手遅れになる前に一刻も早く頭のスーパークールビズを実施してほしい。

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