「最も不幸で無能な人採用」 求人ページが話題 これは嘘ニュースです
送られてきた経歴の中で最も不幸で使えない人を採用します――。広島市の金属加工工場が公開したユニークな求人サイトがネット上で話題になっている。その真意を尋ねるべく話を聞いた。最も不幸で使えない人材を募集しているのは、広島市にある金属加工工場「大東亜製作所」。従業員は７人。受注する仕事のほとんどが地元自動車会社からのものだ。どうしてこのような求人広告を出したのか。同製作所の湯川専務はこのように語る。
「現実的な話、大卒のような高学歴の若者はうちのような町工場にはやってきません。また、来たとしても高学歴を鼻にかけるばかりで、実務能力のない若者も多く、ほとんど戦力にはなりません。そこでうちの会社では考え方を逆転させたんです。その条件は、まず第一に不幸であること。不幸な人生を送ってきた人はさまざまなトラブルに耐性が強く、簡単にはへこたれません。」
「無能な人材」を集めるのはなぜか。
「第二に、無能な人材を集めるのは、採用者のためではなく、他の従業員の士気を高めるためです。うちは従業員が７名しかおりませんので、ついつい他人と自分を比べて上下関係をはっきりさせたく思ってしまうものです。そういうときに、何をしてもダメな社員が一人いれば『あいつよりはマシだ』と自分に自信が持てる。採用者に何か実績を残してもらおうなんて最初の段階からそんな期待は全くしていません。そういう意味ではニートも引きこもりも大歓迎なのです。また、うちに採用されるような人間は他の会社が採用することなどまずありえないので、先ほどの耐性の強さも加えて、なかなか辞めないでしょう。その点を期待して求人を出してみました。」
採用されるには、どの程度の経歴が必要なのだろうか。
「現在うちの社に履歴書を送ってきた中で、比較的マシなのは『小学校１年から中学卒業まで登校拒否。出席日数０日。小学生の頃から万引きが趣味で補導歴合計２６１回。ケンタッキーの人形を道頓堀に投げ込むなどその他軽犯罪も５０件程度。少年法適用がなくなってからも万引きを繰り返し懲役４年の実刑判決。出所後はニートとして自室にこもり、オンラインゲームと２ちゃんねるばかりしながら、１日１８時間パソコンをして過ごす。家庭内暴力で母親は実家に帰り、離婚。会社員をしている父の収入の８割を受け取り、出前のピザや寿司が基本的な食事。彼女いない歴＝年齢（３１歳）』というものです。ひどいものになると『出席日数マイナス５００日』とか『過去４度ほど人類を滅亡させて死刑判決、のち恩赦』という、にわかに信じがたい経歴の持ち主もいます。工場長に言わせると、まだまだどうにもならないクズ人間がいるはずだ、とのことですが。」
この記事を読んで興味を持った方々もいるはず。何かコメントがあれば。
「この記事を読んでいるあなた。あなたのようなクズ人間をわが社は喜んで歓迎します。弊社に興味を持ったというだけで、あなたにはクズ人間の才能が秘められています。そのクズとしての能力をうちの社で役立ててみませんか。もし文字が読み書きできるなら、今すぐ履歴書を送ってください。」
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