打率3倍? 三叉バットの使用が解禁 これは嘘ニュースです
三叉バット(写真は金属製)
三叉バットが考案されたのは1956年。大阪タイガース(当時)の不振を受けて、東大阪のバット工場が先端部が3つに分かれたバットを試作した。当時のプロ野球協約にはバットについて制約がなかったため、実際の試合に使われることとなった。当時の記録によれば、ホームランの本数こそ減ったものの、チーム打率が2倍以上になり、勝率も上昇した。
その後、三叉バットを使用する球団が増えたが、読売ジャイアンツが協約の改定を提案。翌1957年には三叉バットの使用が禁止された。
今回、あらためて三叉バットが解禁されたのは楽天球団の低迷に対するハンデキャップとの見方が強い。実際、楽天以外の11球団は現行のバットでプレイを続けると表明しており、三叉バット導入を決めているのは楽天のみ。新バット導入が低迷を抜け出すきっかけになるか、注目される。