将来なりたいものは「仏さま」 厚労省調査 これは嘘ニュースです
「将来なりたいものは仏さま」――。厚生労働省は1日、100歳以上の高齢者を対象に行った将来の進路調査の結果を明らかにした。第1位の「仏さま」は調査開始時から変わらず首位を保っているが、それ以外の回答からは現代の多様な高齢者像がうかがえる。100歳以上の高齢者500人を対象に行った聞き取り調査結果によると、将来なりたいものの第1位は男女ともに「仏さま」で、どちらも80%を超える高い数字を示した。「仏さま」は調査開始以来80%以上を維持しており、高齢者の死生観に揺るぎがないことを示したと言える。
2位の「特にない/もはやない」を含めると、男女ともに97%を超えているが、3位以下の少数回答の中には、男性では「野球選手」「サッカー選手」、女性では「キャビンアテンダント(客室乗務員)」「ケーキ屋さん」「お花屋さん」など、幼少時の夢をまだあきらめていない高齢者や、「公務員」「サラリーマン」という「堅実派」も見られた。
同省では「高齢社会において、安心な死を求める高齢者が多いことは把握している。調査結果はターミナルケアなど今後の政策に反映させていきたい」とコメントした。
【調査方法】
全国から無作為抽出した100歳以上の高齢者500人に対する聞き取り調査。有効回答者数は177人。残りの323人については聞き取ることができなかったため、調査結果には反映されていない。