Kyoko Shimbun 2004.10.25 News

子供銀行が破たん 新紙幣発行の余波 これは嘘ニュースです

紙幣交換を求めて殺到する顧客ら
 政府は24日夜、子供銀行が9月末で23億円の債務超過(自己資本比率マイナス48.02%)に陥ったとして、預金保険法102条に基づき、金融危機対応会議(議長・小泉首相)を首相官邸で開き、一時国有化することを決めた。預金保険法による銀行の国有化は昨年の足利銀行破たん以来2度目。預金者の預金は全額保護される。

 危機対応会議には小泉首相ほか、谷垣財務大臣、中山文部科学大臣らが出席した。会議の中で小泉首相は「子供銀行の破たんは子供の情操教育に関わる重大事態。銀行に対する信頼維持と、教育上の配慮のため子供銀行の国有化はやむを得ない」と語った。

 子供銀行は全国の3歳児~6歳児の預金量、貸出額ともに全国シェア80%をこえる幼児を顧客とした最大手銀行で、幼児教育に対し大きな影響力を持っていたが、11月から始まる新紙幣発行に端を発する、子供銀行券交換の取り付け騒ぎに対応しきれず、9月の中間期決算で23億円の債務超過に陥り、金融庁は破たんを認定した。

 だが、今回の子供銀行破たんは、そもそも政府による新紙幣発行が原因であるとの不満が銀行内部にも依然くすぶっており、国有化後の政府の対応が注目される。

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