第43回AKB総選挙、大島さんがV40達成 これは嘘ニュースです
選抜総選挙8位に食い込んだマウンテンゴリラ
第43回選抜総選挙には、東京・秋葉原を中心に活躍するAKB48の正規メンバーと研究生、合わせて231人が出馬。発売中のCDについている投票券を手に入れることで、「推しメン」と呼ばれる好みのメンバーに票を投じることができる。
今回V40を達成した大島さんは、2012年の第4回選抜総選挙で首位を獲得して以降、現在まで破竹の39連勝を記録。第6回までは実力による首位獲得としてファンからの理解を得ていたが、2015年の第7回総選挙以降、状況は一変した。
この年に来日したサウジアラビアの石油王モハメド・アル・アッバース氏(64)が、大島さんの魅力に取りつかれ、事実上のパトロンに就任。アッバース氏は投票券付きCDを毎回100万枚購入し、その全ての票を大島さんに投じ続けた。これ以降、大島さんは毎回2位以下に10倍以上の票差をつけて首位を維持。今回のV40達成も、このアッバース氏のオイルマネーが大いに貢献した格好だ。
区民センター小ホールで行われた開票の様子は、地元ケーブルテレビが生中継。プロデューサーの秋元康さん(96)や、長年のAKBファンとして知られる漫画家の小林よしのりさん(99)らが固唾を呑んで見守る中、投票結果が明らかになると、「また大島か」「もはや老害」など、ファンからは落胆の入り混じった厳しい声が飛んだ。
アイドル産業に詳しい京都大学経営学部の坂本義太夫教授は「そもそもAKB総選挙は経済力さえあれば、どんなメンバーでも、あるいはどんなマウンテンゴリラでも、首位に立たせることができる『金権選挙』に他ならない。今回首位を獲得した大島さんも、本来は他のメンバー同様、適度なタイミングで卒業を考えるべきだったが、彼女ひとりで100万枚のCDを売り上げる以上、ビジネスとして卒業が認められなかったのだろう。いくら金になるとは言え、若々しい10代のメンバーの中で、腰にサロンパス、肩にエレキバンを貼ったバンテリン臭の63歳がセンターで踊り続けなければいけないのは、さすがに少し同情する」と話す。
AKB48は2005年に活動を開始した老舗のアイドルグループ。全盛期には東京ドームや日本武道館を観客で埋めつくすほどの人気を集め、社会現象にもなった。だがその後登場したロボットアイドル(ロボドル)や3DCGアイドルの台頭とともに人気は低下。現在では「日本最後の人間アイドルグループ」と位置づけられている。