英語の「夏」、比較級から最上級に格上げ 地球沸騰化で これは嘘ニュースです
英語の「夏」、比較級から最上級に格上げ
英語の形容詞と副詞には、原則としてその原級の語尾に「er」を付けることで「より~」を表す比較級と、「est」を付けることで「最も~」を表す最上級がある。原級「old(古い)」の場合、それぞれ「older(より古い)」「oldest(最も古い)」と変化する。
中世の英国では「夏」を表す単語として、太陽(sun)から派生した形容詞「sum(暑い)」を名詞化して使っていた。しかし11世紀ごろ、北半球全体で気温が上昇したことから、OECの前身となる王立正書法院は1156年、sumより暑い状態を表すため、比較級「summer」への格上げを決定。以来900年近くsummerが使用されてきた。
しかし昨年、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が「地球沸騰化」を宣言し、温室効果ガスによる地球温暖化に歯止めがかからない現状に危機感を表明。OEC委員の間からも「比較級程度では近年の暑さを表現できない」と指摘する声が強まり、格上げについて議論が進んでいた。
気候変動についてOECで分析、検討した結果、「この先summerに戻ることは期待できない」として、最上級「summest」への格上げ勧告を行うことで一致。英語を公用語とする各国に対し、2年以内に国内全てのsummer表記をsummestに変更するよう求めることを決めた。
OECのアツエル・ジョンソン委員長は、今後さらに温暖化が進行した場合の対応について問われると「summestという字面でも暑苦しいのに、summestestやsummestestestについて考えさせないでほしい」と不快感を示した。