Kyoko Shimbun 2019.05.24 News

自助で寿命取り崩しを 国が「人生70年」指針案 これは嘘ニュースです

資産寿命が尽きる前に考えるべきこと
 金融庁は23日、人生100年時代を見据え、延びた寿命を取り崩して70歳までに人生を終える報告書案「人生70年プラン」をまとめた。年金制度の限界を認めたうえで、国民に対して政府に頼らない「自助」を呼びかける内容になっている。

 平均寿命の延伸や非正規雇用の増加などによって、年金支給額の維持が厳しいと予測されていることを受けて示された。

 報告書案では、夫65歳以上、妻60歳以上の無職高齢夫婦の場合、家計収支が月約5万円の赤字になると試算。現役時代から計画的に寿命を取り崩していくことで、定年時の資産が底をつく70代のうちに人生に幕を下ろすことができるとしている。

 人生を70代で終えるための具体案として、現役期は「過酷な労働環境」「低賃金」「貧弱な食生活」「納税」「借金の返済」など心身に及ぼす慢性的なストレスの確保を、また定年後の高齢期でも、健康で働ける間はできるだけ劣悪な環境に身を置き、積極的に自分に負荷を課すよう呼びかけている。

 報告書案では「寿命の取り崩しは国民一人一人の自助努力によって実現できる」と結論付けている。政府では今後、年金保険料の引き上げと支給額の減額、また増税や新税の導入などによって、プラン実現を後押ししていきたい考えだ。

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