ストレス緩和効果も 全エスケープキーボード発売 これは嘘ニュースです
JCN研究所が発売したグレートエスケープ
キーボード最上段左上にある「Esc」が刻まれたキーはエスケープキーと呼ばれ、主に作業中のプログラムを終了させる場合に用いられるが、マウス操作やスマートフォンが浸透した今では、使う頻度は少なくなっている。
製品開発のきっかけは、同社社員の多くが仕事中、実際の作業と関係がない場面でエスケープキーを叩いている様子に開発担当者が気付いたことだ。さらに詳しく調べてみたところ、納期や締め切りが近づくほどエスケープキーを叩く頻度が増加。ある社員は納期前日の勤務時間17時間のうち16時間を、意味なくエスケープキーを叩き続けることに費やしていた。
「エスケープ」が「逃避」や「脱出」を意味することと、社員のストレスに関連性があるのではないかと考えた担当者は、社内のパソコン全てのキーをエスケープキーに置き換える実験を実施。その結果、業務に著しい支障が発生したものの、社員のストレス緩和に一定の効果が確認できたという。
製品版のグレートエスケープは、試作機同様キーボード上の表記は全て「Esc」だが、実際にキーを押すと、左上にある本当のエスケープキーを除いて、本来配置されているアルファベットや記号のキーとして機能するよう改良を施した。
JCNのテルミン会長は「実用性を兼ね備えながら、無意識の逃避行動もサポートするため、使えば使うほどユーザーのストレス緩和につながる。長時間の入力作業に最適なキーボードの再発明だ」と自信をうかがわせた。