傾斜フィールド備えるサッカー場が完成、親善試合も 滋賀 これは嘘ニュースです
傾斜フィールドを使って行われた親善試合
サッカーの試合規則を定める国際サッカー委員会(CIFA)は、12年のルール改定で国際ランキングの順位に80位以上開きがある場合、フィールドに角度をつけて実力差を調整する「傾斜ハンディキャップ方式」を22年までに導入することを決定。国内の主要サッカー場でも整備工事が進みつつあるが、完成したのは国内で初めてとなる。
午後7時から行われた西近江市小学生選抜とブラジルから招いたプロチーム「FCセルバ」との親善試合では、小学生側が有利になるよう最大傾斜設定の30度までフィールドを傾けて試合を開始。前半4分、何もしなくても吸い込まれるようにブラジルゴールへと坂を転がるボールを巧みに操った小学生選抜FW小野が先取点を奪った。前に蹴り続けないと自殺点になるボールさばきに苦心するブラジル代表だったが、前半18分、FWカラジャスが左サイドからのクロスを押し込んで同点に追いついた。
しかし前半29分、小学生選抜DF真野がフィールド端から3メートル下の地面に転落。審判団で協議した結果「選手の安全が確保できない」と判断して試合を打ち切ったため、無効試合として終了する後味の悪い結果となった。真野は足をねんざする全治2週間のけが。
市では「親善試合を通じて、安全面の課題が見えてよかった。転落防止ネットを張るなど正式オープンまでに万全を期したい」としている。