Kyoko Shimbun 2015.08.31 News

「宿題ツムツム」、AppStoreから削除 これは嘘ニュースです

削除された「宿題ツムツム」
 学校の宿題を記録、ネット上の有志で答えを教え合うスマートフォン向け人気アプリ「宿題ツムツム」が31日未明、iPhone(アイフォーン)のアプリ配信サイト「AppStore(アップストア)」から削除されていたことが分かった。夏休み最終日を迎えたネット上にはアプリを頼りにしていた子供たちの悲痛な叫びが朝から響き渡っている。

 「宿題ツムツム」はインターネット企業・ドランゴが運営するソーシャルアプリ。その日出された宿題プリントをスマホで撮って投稿する(=積む)と、同じコミュニティの誰かが答えを教えてくれることから、小学生から高校生を中心に500万ダウンロードを超える人気を集めている。

 分からないところを助け合う「宿題互助会」的な仕組みに加え、他人の宿題を解いて指定のアプリをダウンロードすると「魔宝石」や「パール」など他のゲームアプリで使える特典アイテムが手に入ることから、積んだ宿題の90%以上が30分以内に消化されるという。

 同アプリがストアから削除されたのは31日未明。特典アイテムを「えさ」に無関係のアプリをダウンロードさせる「リワード広告」と呼ばれる仕組みだったことが削除理由とみられる。ストアを運営するアップル社は昨今このようなランキングの不正操作に当たるアプリの排除を強化しており、「宿題ツムツム」にもこの方針を厳格に適用したようだ。

 アプリ削除に伴って特典アイテムの配布も中止されていることから、現在アプリ内には日本全国から集まった手つかずのサマーワーク数百万冊相当が積まれたままになっており、夏休み最終日のツイッター上では「誰か解いてくれよ」「石目当ての連中ばっかりだったか」「夏休みをリセマラしたい」など、子供たちの断末魔の叫びが飛び交う「宿題詰む詰む」が繰り広げられている。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>詰むや詰まざるや―将棋無双・将棋図巧

 江戸時代における詰将棋の最高峰。9手詰(第50番)から611手詰(第100番)までの全100問からなり、特に超難解と言われる第8問や、その美しさから神局と言われる最後の3問(裸玉、煙詰、寿)が有名。

社主ピックアップ

経済

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ