フジ、自局専用リモコンを無料配布へ 他局も追随 これは嘘ニュースです
フジテレビ専用リモコン「バイキング」
ヨーロッパの海賊にちなみ、チャンネルを占拠する意気込みで名付けられた専用リモコン「バイキング」は電源、音量、「8」 ボタンだけを配置した多チャンネル時代に逆らうかのようなシンプルなデザインが特徴。選局ボタンがないという仕様上、8チャンネル以外の局を選ぶことはできない。
看板ドラマ枠「月9」で20日に放送された新作ドラマ「恋仲」が歴代最低の視聴率1ケタで発進するなど、視聴率回復が喫緊の課題である同社だが、バイキングを無料配布することで、まずフジテレビを見る習慣をつけてもらうのがねらいだ。
またバイキングを提示すればNHKの受信料徴収から逃れる口実を作れる可能性もあることから、業界関係者からは「これで「グッディ!」が見たくなるかどうかはともかく、ドラキュラに対する十字架的な意味での需要はあるのでは」との声も聞かれる。
だが今後他局が同じ施策に乗り出すことは明白で、本紙の取材に対し、日本テレビとテレビ朝日は同趣旨の製品を検討していることを示唆。特に視聴率トップを走る日テレはリモコンだけでなく、専用テレビを格安で提供するのではないかとも噂されている。また東京メトロポリタンテレビ(TOKYO MX)は資金面の問題から、市販のリモコンの他局キーをねじ切るためのペンチと、空いた穴を埋めるパテをセットで配布する方針だ。
自局専用リモコンというフジの「禁じ手」によって火蓋を切ったデジタル時代のチャンネル争いは、安易なリメイクドラマ、同じ顔ぶれのバラエティ、金太郎飴のような横並び企画といった本質論から逸れ、かつてブラウン管テレビのダイヤルを外して物理的に奪い合った過去へと回帰しそうだ。
【編集部よりお詫び】(2015年7月21日)
上記記事につきまして、掲載後まもなく読者のみなさまから「同様のリモコンが既に存在する」とのご指摘を数多くいただきました。
編集部ではまもなく記事を取り下げ、記事掲載に至る経緯を調査した結果、誤報であるとの判断に至りました。
調査の詳細はこちらをご覧ください。